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close to you -carpenters-〜Bossa-nova〜arr.

今回はバート・バカラックとハル・デイヴィッドの名曲「close to you(遙かなる影)」を取り上げました。

カーペンターズが演奏した事でも有名なこの曲をウクレレとギターDUOによるブラジルテイスト演奏にアレンジしてみました♪

ぜひトライしてみてください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは動画をご覧ください。

イントロ部分には、ラインクリシェと呼ばれる技法を用いてます。

これはコードのある一部分だけ変化させて、ハーモニーの流れに変化をもたらすアレンジです。

ハーモニーの中の音が半音で動いているさまをぜひ聴いてくださいね。

 

 

この曲はカーペンターズの演奏で有名ですが、カーペンターズのアレンジはメロディーがいわゆる3連符をベースにして弾むようなリズムで演奏されています。

ボサノバやサンバは楽譜で表すと所謂ストレートな譜割になるので、かなりメロディーの歌い方が異なってきてしまいます。

これがボサノバにアレンジする時に注意するポイントになってくると個人的には思ってます。

 

実はサンバのリズムは楽譜で書くとストレートな譜割ですが、独特のスィング感があり、譜面通りに弾くと似ても似つかない雰囲気の演奏になってしまいます。

3連符のニュアンスが常に存在していてストレートな譜割で演奏してもどこか3連符があるような不思議な感覚が必要となってきます。

今回の演奏でも、3連符のニュアンスでメロディーを弾いている箇所をいくつか作りましたので感じてみてくださいね。

 

3連符のニュアンスは特にサンバには顕著で、ボサノバにはあまりそれはありませんが、サンバのニュアンスを理解した上でボサノバを弾くことができるとよりボサノバ独特の浮遊感を感じることができますよ。

 

楽譜通りのストレートに弾いてしまうととても平坦な演奏になってしまい、ボサノバやサンバの良い部分を味わえなくなってしまいますのでぜひ3連符については研究してみて下さい!