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「君とガーゼと揺りかご」

11月3日は平井タイムアフタータイムにて、ボーカリスト尾張文重さんと生音デュオライブ。

生憎の小雨の中、お越し頂いたお客様、そして毎回素敵な環境を用意してくださる岡田夫妻には感謝です。

 

尾張さんとは昨年平井で行われた音楽イベント「まちかど音楽祭」の時に知り合い、

その時に聴いた歌声にとても心が揺さぶられた事を覚えています。

声の一つ一つの余韻がとても心地よくて体が浮く感覚がありました。

 

普段はブラジル音楽のみを演奏している自分にとって、尾張さんとのライブはある意味で新しい挑戦でとても思い入れのあるライブとなりました。 

それぞれバックボーンが異なる二人の共通点は、

「浮遊感」、「光と影」、「音と音の間の空間」

を大切にしたいという思いで、この日もそれを意識して演奏に臨みました。

音楽に集中できる時間は幸せですね。

 

今年はかなり生音ライブをやるようになってきました。その中で感じる事は、生音だからと力んで大きな音をだそうと思うより、

むしろ力を普段より抜きめにして、小さな音で静けさを作った方が、結果届く音になるという事です。

 

単なる音量を求めるよりも、音量、音質、音色のバランスを求めた方が音に説得力がでてくるのかなと思います。

ライブを通して色々と演奏にフィードバックがあるのは嬉しいです。

 

よりよい音楽を気の合う仲間と追求していけたらと思います。