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♫ボサノバの名曲を弾いてみよう♫「Triste」

ボサノバと言えば「イパネマの娘」が有名ですが、この曲を作曲した「アントニオカルロスジョビン」の曲には他にも名曲が沢山あります。

 

今回の「Triste」も美しいメロディーとハーモニー、心地よいリズムが特徴的な曲ですね。

 

この曲をギターでなるべく簡単に弾けるようにアレンジしましたのでぜひトライしてみてください。

 

早速動画をどうぞ!

今回はダイアグラムを見ながら演奏できるような動画となっています。

ダイアグラムの説明はこちらを参考にしてみてください。

 

ギターのコードは色んなコードがありますが、コードを綺麗いに響かせるコツとして

 

「開放弦をうまく利用する」

 

という事が挙げられます。

なるべく響きのよい組み合わせを考えながら開放弦を用いると、技術的には楽になりかつ、音楽的には豊かになる。

 

という事が起こってきます。

この曲では冒頭のAM7(9)、Am7(9)の箇所が該当します。

AM7(9)コードの2弦と3弦の音に注目してみてください。

3弦6フレットの音と2弦開放弦の音ですね。

連続して弾いてみると分かりますが、音が近い距離にある事がわかると思います。これは音程でいうと2度の関係です。

 

コードは基本3度で積み重ねていくと馴染みのある響きとなりますが、2度はそれよりも近い音程なので、緊張感が生まれてきます。

 

ちょうどパーソナルスペースと比較してみるのもいいですね。

人との距離は丁度良い距離感がありますが、その距離よりもかなり近い状態です。

緊張が生まれると、程よい距離感を求めて離れたくなる経験は誰でもあるかと思います。

(スペースがあればいいですが、満員電車の中だと難しいですね、、、)

 

みんなが2度の音程でひしめき合うとそれこそ満員電車状態ですが、今回の状態はその他の音程が心地よい距離感なので、

さしずめ広いスペースの中で、2人だけ一瞬接近している。

 

みたいな状態ですね。

「広いスケートリンクで、DUOでペアダンスを踊っている。」

みたいな感覚でしょうか。

 

この時の緊張感はむしろプラスに働き、刺激的に作用します。

このような密接した音程のことを「クラスター」と言います。

 

このクラスターを開放弦を用いながらコードを作っていくことが、ギターのコードワークにおいてとても重要です。

他にも色んなクラスターサウンドがありますので、少しづつ紹介できたらと思います。

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詳細はこちらより

https://www.kohiketa.com/lesson/