· 

奥底にあった考え

新型コロナウイルスの影響により、これまでの生活が一変した方も多いかと思います。

刻一刻と変化していく状況に応じるかのように、自分の思考も慌ただしく動いているのを感じます。

 

目に見えないウイルスはその実態を把握できないので、ネット・テレビ・人等からの情報から想像するしかなく

必要以上に恐れてしまったり、逆に変に安心してしまったり、実態を正しく捉える事ができません。

 

ウイルスの影響が身近に出始めた2月くらいから、落ち着くのは4月くらいまでだろうからそれまでの我慢という感じで

知らず知らずにゴールを設定していましたが、明確なゴールを決めるのも難しいのだろうと理解し始めてきました。

 

ゴールが見えないという事で、ではどうやってこれから日々を過ごしていけばいいのかという事を考えるようになってきました。

 

身の回りに制限がかかる事でそこから新しい考え方や発想、価値観が生まれてきます。

例えばレッスンもオンラインが主流になりそうです。今回の問題がなければここまで大きな変化はでてきませんでした。

 

図らずも時間ができた事で、これまで後回しにしてきた事と向き合う時間を持つ気持ちになれました。

今まで無意識の内に心の中にしまい込んでいた、考えや希望、願いに気づけるチャンスなのかもしれません。

 

音楽も目に見えないもので、ウイルスと同じくその実態を正確に測る事はできませんが、だからこそ色々な情感を想起させる事ができる魅力的なものなんだと思います。

 

目に見えないものに感動したり、不安を感じたり、人の想像力はとても大きな力を持っていますね。