ブラジル音楽にまつわるギターのテクニックをシンプルにして紹介している「Simple Etude」。
今回はバイシャリアの練習です。
バイシャリアはショーロやサンバの曲でメロディーに対して呼応するように伴奏しながら低音で合いの手のメロディーを入れていく奏法です。
テクニック的にはスケールとコードアルペジオが要求されます。
また開放弦をよく使いますので、開放弦を含んだポジションの練習も必要ですね。
TAB譜を見ながら練習してみて下さい!
それではこちらに譜面を掲載しておきます。
要点を簡単にまとめておきます。
・6〜4弦は基本的に右手親指で演奏します。(絶対ではありません。場合によっては人差し指や中指を使ってもOK)
・バイシャリアのメロディーの結びの音は次のコードの大切なコードトーンになっています。そのコードに向かって前進しているような
ニュアンスで演奏することが大切です。(ただ音を羅列して弾くのはNGです。)音源をよく聴いてみて下さい。
・弱拍から始まっている箇所(例えば9小節目)は、リズムが崩れやすいので強迫部分では軽く人差し指でゴーストノートみたく音をわずかに弾いています。これがあるとリズムが安定するかと思います。
こっちに行くよ!とメロディーを先導するように、音楽を引っ張っていく気持ちが大切です。
あとは繰り返し指が馴染むまで練習です!
それでは!