stingはイギリスのミュージシャンで、ポリスというバンドでも活躍しました。 Every Breath You Take」「Fragile」、「Shape of My Heart」等名曲を沢山生み出してます。 今回はその中で、どことなく哀愁があり冬の季節にとても聴きたくなる「Englishman in new york 」を、ブラジルテイストで演奏しました。
何年か前にも一度取り上げましたが、今回新たなアレンジで取り上げてみます。
まずは音源を聴いてみましょう♫
それでは、早速みていきましょう!
♪ギター
・開放弦でクラスターを作る。
ギターは前回と同じく、なるべく開放弦を多めにして、ギターの豊かな響を活かせるような演奏を心がけました。
下記に特徴的なコードを載せておきますので、弾いてみて下さいね。
左手で◯の部分を押さえてください。
右手の指はP,i,m,aで表記してあります。
P=親指
i=人差し指
m=中指
a=薬指
です。
いかがでしょうか?どのコードも開放弦が含まれていますのでとても豊かな響がしますね。
開放弦が他の音とぶつかっている事もポイントですね。(ぶつかるとは音程が近い音同士の事を指してます)
このようなコードをクラスターコードと言ったりします。
Em7(9)は4弦のF#と3弦のGが半音で配置されてます。
F#m7(11)とGadd9は3弦のAと2弦のBが全音で配置されますね。
ピアノなど鍵盤楽器で演奏すると音がかなりぶつかった感じがして、あまりよい結果を生まないのですが、
ギターは以外といい感じになりますので不思議です。
ぜひ使って下さい。
・分数コードを使いこなす。
コードに関してもう一つ大事なトピックがあります。
それは「分数コード」です。
分数コードには大きく2種類の使われ方があります。
一つは和音の響をより豊かにするため、もう一つはハーモニーの流れをよくするため。この2つの役割を同時にかねる場合も多々あります。
今回は下記のコードが出てきてます。
いかがでしょうか?
いずれもこれまでとはまた一味違う響に感じた方も多いのではないでしょうか。
例えば、F#/Eは冒頭のEm7(9)の後にきていますね。
二つのコードはいずれもEがベースです。という事は2小節に渡ってベースが動かないという事になります。
これにより上の内声の音の動きが強調されて、横の流れが浮き上がってくるわけです。
静と動の対比が大切です。
またA/C#は
D|A/C#|Bm7|F#m/A|という動きの中ででてきています。
よくベースを見ると、
D,C#,B,Aという順番になってますね。弾いて見るとわかりますが、
ド、シ、ラ、ソと聞こえるかと思います。(絶対音感持っている方はそういうつもりで聞いてみましょう)
音楽のアレンジの中でベースはハーモニーの下支えをする役割もありますが、そこにメロディーとしての役割も付加させられると
音楽の質がぐっとあがります。
このようなわけで、分数コードはアレンジの上でとても重要な役割をになっています。
ぜひ仲良くなって下さいね。
・伴奏リズムについて
それではイントロの弾き方について少し説明します。
まずは下記の楽譜を弾いてみましょう。
サンバに限らずブラジル音楽は基本2拍子の曲が圧倒的に多いです。なので2拍子の感じに慣れる事がとても大切です。
(この辺は個人の体の感覚の部分になってきますので、詳しくはレッスン等でお伝えしています。)
ギターでは親指で1小節に2回ベースを弾いているのがわかると思います。
1拍目は短く、2拍目は相対的に長くしてあげるとよいです。
またi,m,aで弾く音は小節をまたぐ事がとても多いです。早め早めに次のコードにいく感じも掴めるといいですね。
コード譜を記載しておきますので、みながら挑戦してみて下さい。
ぜひトライしてみて下さい。
いかがだったでしょうか?
次回はパーカッションの紹介を少しできたらと思います。
それでは!
私自身がギター、そして音楽に触れて感動した経験を分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
音楽とギターが身近にある毎日を始めてみませんか?
<レッスン募集要項>
・基礎からしっかりやりたい方の為に、基礎練習のやり方等を丁寧にお伝えしていきます。演奏に行き詰まりを感じている方は一度基礎を見直すとよいですよ。
・初心者の方も大歓迎です。ギターの構え方や弦の張り方等基本から学んでいきましょう!
・中級者以上の方には、ギターの弾き方と同時に練習へのアプローチの仕方、音楽の捉え方等、フィジカル練習以外の部分のアドバイスを行います。楽譜がなくても自分の耳や知識で音楽を演奏できるようになります。
~レッスン内容一例~
・初心者編 - ギターの持ち方、弦の交換、チューニング、基礎のコードフォーム、フィンガーピッキング、ストローク、音階練習
・経験者編 -
ボサノバやサンバの伴奏
クラシックギター基礎
音楽理論基礎(コードの仕組み、ダイアトニックコードの使い方、楽曲分析etc)
音楽理論応用(演奏への活かし方)
相対音感イヤートレーニング、耳コピのやり方
リズムトレーニング.....etc
マンツーマンの個人レッスンなので生徒さん一人一人の要望、ペースに合わせたレッスンが可能です。ご自身のテンポでじっくり取り組んで頂けます。
グループをご希望の場合もご連絡下さい。
・ワンレッスン60分/¥5000で開講しています。
・入会金、年会費、別途スタジオ使用料などはありません。
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