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中•上級者向け:コードインバージョン(転回形)に挑戦しよう♬①m7コード

2弦〜5弦を使って7thコードインバーションを弾く

ギターを始めてまず最初に覚えるのはコードですね。C、Am、G、、、、。

ギターと格闘しながら徐々に曲に挑戦していくプロセスは大体の人が通る道ではないでしょうか?

途中「Fの壁』や「Bの壁」にぶつかりながらも(注1)、コードを一通り弾けるようになった方にオススメしたいのが今回取り上げる

「コードインバージョン」です。これを覚えれば誰かとアンサンブルする時の助けになったり、ソロギターを自分で作れるようになったり、アドリブが取れるようになったり、、、。といい事ずくめです。また結果として音楽理論も勉強する事になるのでぜひ少しづつトライして下さい♫

Dm7のインバージョン

それでは早速いってみましょう。まずは演奏に必ずといっていいほど出て来る「m7」コードです。

7thコードは4つの音からできていて、それぞれの音に名前がついています。その時の状況で呼び名はいくつかありますが、

個人的には「数字」を使って理解する方法をオススメします。

m7は「1」「b3」「5」「b7」の4つです。

この音の組み合わせでできるコードが合計4つあります。色ごとに表記しましたので押さえてみましょう。

青で表記してあるコードは弾いたことある方も多いかと思います。セーハをして弾くコードです。

それ以外のコードはあまり馴染みがないかもしれません。基本的にコードの「1」(ルートR)の音は一番低い音になることが多いですが、

インバージョンを行うと、「1」は高い音に、そして低い音に「1」以外の音がくることになります。これによりコードの響きに変化が起り

また違ったサウンドを出すことができます。

そして連続して弾くことで、まるでメロディーを弾いているようなアレンジをすることができます。

パッとは覚えられないと思うので、まずは「1」の音の場所を頼りに弾いてみましょう。

「1」の音をほかの場所にするとDm7以外のm7ももちろん弾けます。ぜひ色々試してみて下さい!

 

✳︎注1 「Fの壁』や「Bの壁」等セーハは初心者の時には無理に頑張らずに簡単な押さえ方を使って弾いた方が良いです。

また別の機会に取り上げます。